先週と今週、2年生が4クラスずつ2時間ぶっ通しの生成AIハンズオン研修をおこないました。NTT東日本さんのご協力で実施したものです。各クラスにNTTの方が数名ずつファシリテーターとして入っていただき、実際に自分で生成AIを動かしてみるという研修でした。私は外部の会議に出かけないといけなくて前半だけの参観で真に面白いところは見られず残念。他校の先生も参観にお見えでした。
 前半は生成AIとはどのようなものか、使うにあたっての注意点などのお話でした。面白いと思ったのはAIへの指示というか質問の出し方。この質問をプロンプトというのだそうです。最近プロンプトって言葉よく聞くようになりました。
 AIは漠然とした指示が苦手なので、たとえば部活の新入部員に「体育館イイカンジに掃除しといて」と言う、このような指示は通じにくいので思ったような結果が得られないようなこともある。その反省を生かしてその次からは「ステージも含めてモップで掃除してね、」というような具体的な指示にするとよい、とのことでした。まあ、実際だったら初回の時にモップ使うのよ、ステージもやるのよ、と言ったら2回目からは何も言われずともできるはず、って考えちゃいそうだけど。
 さてさてAIとの対話で探究の問いは深まったかな。



新しい年度になって1ヶ月。ようやく連休になります。心なしか今日は生徒も浮かれていたようで、廊下を歩く声がうるさいことうるさいこと。あんなにでかい声で騒ぎながら歩く必要ある?思わずシーッと言いに行ってしまいました。時計を見間違えて授業始まっているかと思ったら休み時間でしたけど。失礼いたしました。元気なのはいいことで嬉しいことですが、いくら休み時間とはいえ学校ですから会議をやっていたり保健室で休養しているひともいたり場合によっては他の学年がテストだったりもしますから、ボリューム5くらいまでに抑えてほしいです。
 さてさて、事務室で一生懸命切手を貼っていると、事務室の職員の方が、面白いことがあるんですよ、と動画を見せてくれました。学校のロータリー周りの高木にキツツキが来て一生懸命穴をほっているというのです。動画をみせてもらうと、確かにコンコンコンと大工さんがリズミカルに釘を打っているかのような音が聞こえます。キツツキの姿も見えました。木のかなり高いところのようです。朝ちょうど学校に入るころに鶯がとても綺麗な声で鳴くのは気づいていましたが、キツツキとは初耳でした。隣の木に移ったりしながら毎日熱心に穴を開けていて、どうやら中の虫を食べているようだ、とのことでした。あんなに穴開けられて木は大丈夫なんですかね。という話になりました。
 一昨年まで近隣の高校で校長先生をされていた先生が樹木医の資格をお持ちだと聞いたことがあったので、聞いてみました。キツツキの種類にもよるんだけど、コゲラとかアカゲラというのは、木を枯らしてしまうカミキリムシの幼虫を食べてくれるので、居てもいいんだよ、と教えていただきました。悪いカミキリムシの種類も教えてもらいましたが、メモを置いてきてしまったので、ググるとちょっと写真が怖かったので、まあそれはいいことにします。キツツキは縄張りがあってだいたい300メートルなんだそうで、同じエリアに過剰な数のキツツキが集まって木を穴ボコだらけにして枯らしてしまうことはないとのことでした。さすが、樹木医。快く教えていただき安心しました。先生方のご専門のお話を伺うのはとても興味深く、楽しいです。
 今度じっくりキツツキを観察しようと思います。

学校中あちこちで花が満開でいい季節です。職員の方や先生方が育ててくださっています。職員玄関前と定時制昇降口前は特にきれいです。職員玄関前の芝桜も年々広がっているような気がしますが今ちょうど見頃な感じです。
 新年度の緊張感の中で過ごした4月もやっと終わりが見えてきました。疲れたー、もうダメ〜ってなるとゴールデンウィークがやってくるのでうまくできてるな、って毎年思います。もうダメーな生徒たちもお花で癒されていることでしょう。



 1年生の学習合宿のしおりができたとのことで届けていただきました。ずっと秋にやっていた学習合宿ですが、入学直後に実施して高校の学びの何たるかをわかってもらい、また集団行動の練習もかねてとの目的で今年の1年生の先生方が春実施に変更しました。
 ざっと日程を見てみると、しっかり学習の時間が取られていて、ここは自学自習という本来の学習合宿のスタイルで行われると思うのですが、他にも「授業」の時間も組まれていたり、盛りだくさんな計画です。(ラジオ体操はなかったけど)入学してから半年の間に勉強も難しくなったり、テストが何回かあったりでもう嫌になってしまう、という1年生もどうしても出てきてしまうので、最初に学習に対する心構えを理解するというのはとても大事なことだと思います。日程の最後の食事はBBQが予定されているようです。
 1泊2日の限られた日程ですが、たくさんのことを学んで一回り大きくなって帰ってきて欲しいと思います。


今日は何回か先生方が校長室にみえて打ち合わせをした他はひたすら書類作成に追われる1日でした。昼前までにはと思っていた一段落が2時頃になり3時頃には終わらせようと思っていたのが5時過ぎでした。ほぼ1日の勤務時間終わりです(泣)ギリギリまで置いといたのがいけないです。そんなわけで今年も美術班が中心になって描いてくれた黒板アートです。定時制は美術班が無いので本当に有志の子が入学式の前の日にわざわざ登校して描いてくれました。








 写真は第2体育館の前にずらっとならんでいるストーブです。本日全日制はお掃除の時間にストーブ搬出を行いました。数年前に、本校で会議があり、東京から何人か参加された方がいて、会議室でつけられていたストーブを指差し、「これ、何ですか?」とおっしゃったことがありました。
 都会の人には、「何か」すらわからないんだ!という驚きがありました。県内の高校はまだ懐かしい煙突付きの石油ストーブを使っている学校が多いように思います。これまで勤めた学校はどこも石油ストーブだったように思います。自分が高校生のころから変わらない石油ストーブ。がんがん化石燃料を使うわけなので、決して環境にはいいわけではないと思いますが、結構あったかいです。教室内わりとあったかくなります。でも時間はかかりますね。半日くらいは教室の中でもジャケットを着たまま過ごしたり、ということもあります。昔ながらのストーブですが、点火が自動点火になったり、それなりに進化しています。昔は、マッチの火を中に染み出てきた灯油に落として点火する、という大変なスキルを必要とするつけ方だったので、だいぶ楽になりました。
 石油当番が入れるのを忘れて、次の日焚けなかったり、いたずら小僧が多い学校では、石英の窓が割られたり、うっかりストーブに触れてジャンバーをとかしちゃったり、灯油が中にたまっちゃってつかなくなったり、ストーブにまつわるあるあるな話は昔から。石英の窓、というのは、ストーブの中の火の様子が見えるように小さな窓が胴体部分のまんなかへんについているのですが、これが、どうやらいたずらっ子は突っついてみたいようで、割られちゃうんですが、とても小さな窓なのに、割れてると全然あったかくないんですよね。不思議と。それを学んでからは、ストーブが入った日、通常の取り扱いの注意に加えて、「絶対に割るな!」ということを力を入れて注意してました。
 今年は、ジャンバー溶けちゃう対策として、ストーブにカバーをつけてもらいました。
 
 ストーブくんたち今年のお役目は終了です。整備をしてもらってまた秋に搬入されるまで半年間の眠りにつきます。


本年第1回のアカデミックプレゼンテーションが行われました。
春休みに海外研修にでかけた5グループが発表してくれました。
①坂城町タイ国派遣
②つばさプロジェクト(韓国)
③カンボジア井戸プロジェクト
④マレーシアアカデミックスタディツアー(2グループ)

参加者の多くは初めての海外だったのでしょうか、単純にびっくりしたこと、心が動かされたことなどをたくさん共有してくれました。
例えばタイに行った生徒は、困ったこととして、トイレにトイレットペーパーが流せないこと、をあげてくれました。でも世界を見渡すと流せる国の方が少ないらしいですよ。その生徒も日本だと当たり前のことが、海外ではそうではないとわかった。と言っていましたが、その通りだと思いました。
日本の外に出ないとわからないことはたくさんあります。

 講評では学びの改革支援課の先生から、これをきっかけに学びを深めて広げてほしい、とのお話をいただきました。確かに、どうして流せないのかな、という問いから気候、インフラ整備、歴史などたくさんの学びができますね。なるほど。

 高校時代に海外研修に行かせてもらえるなんて本当に幸せなこと。高校時代でなくても、大人になってからでも海外に出て異文化を体験することをぜひやってみてほしいと思います。




 あした、19日(土)は今年最初の土曜授業です。どなたでもご覧になれます。受付がありますのでそちらで受付してください。スリッパのご用意もありますが、上履きをお持ちいただければありがたいです。保護者の皆様には生徒たちがどんな顔で勉強しているのか、中学生の皆さんには高校の授業の雰囲気を感じてほしいと思います。
 今年上田高校は生徒に時間を返すをテーマに教育課程を見直し、土曜授業も3回に減りました。数少ない機会ですので、ぜひご参加ください。
 また、午後は、第1回アカデミックプレゼンテーションと題し、春休みに海外研修に参加した生徒たちが発表します。こちらもご覧ください。



15日(火)16日(水)2日連続で演劇班の新歓公演が行われました。
 演劇班は以前顧問をしていたこともあるのでちょくちょく見にいきます。今回はオムニバス3本だて。トータル30分ほどの上演でした。何回か継続してみていると役者は着実に上手くなっているのがわかります。今回はいつも音響やってる少年ではなく別の子が担当してるんだー、とかいろんな発見もあります。
 と、思っていたらちょうどお掃除の時にいつも照明をやっているお兄さんを見つけたので、今回はやらないんだね、と聞いてみたら、いつまでも自分がやってたらダメなんで、ちゃんと後輩もやれるようにならないと。とのこと。みんな1学年ずつ進級して先輩になっていきます。3年生は自分が引退した後のことを考え始めるんだな。
 学校ってそうやって先輩から後輩に続いていくんですね。









今日は同窓会理事会の日でした。学校の活動に同窓会からのご支援は欠かせませんので、お礼や近況報告の意味も込めて定期的に同窓会にもお邪魔します。
 冒頭で情報提供をお願いしました。12月頃にたまに更新している上田高校のfacebookにDMがあり、アメリカにお住まいのボブさんという方が1972年頃上田高校に交換留学で来ていて当時を懐かしんで連絡をくれたのでした。同級生と連絡を取りたいとのことで同窓会事務局に相談したりもしましたが見つかっていませんでした。
 そこでお聞きしてみると、なんと理事の方に、同級生だったよ、という方がいらっしゃいました。すごい!言ってみるもんだ。ありがとうございます。これで報告ができます。
 写真はボブさんの思い出の日本の写真をお借りしました。


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